相対評価から絶対評価へ・・・ | 教育制度あれこれ

相対評価から絶対評価へ・・・

少し前に学校の評価方法が、相対評価から絶対評価へと変わった。

相対評価とはクラスや学年に一定の基準を定めて評価を行う方法。

絶対評価は個人の頑張り次第で評価を行う方法。

 

絶対評価に変わったことでどのような変化が現れたのだろうか?

 

生徒は自分が頑張れば、テストの点数に関係なく、良い成績が与えられる。(関係ないことはないが・・・)

ここで重要になってくるのが、宿題や授業態度である。

 

今回は宿題について取り上げたい。

 

小学生を例に出して説明していきます。

 

小学生は宿題をすれば成績があがるようになると、宿題=成績UP、という考えになります。

これはかなり危険です!

本来、宿題とは学校で学んだ新しいことを定着させるためにするものであります。

それをただ単に成績があがるからと、ただノルマをこなすようになってしまうと、危険度MAX!!

 

具体的に例をあげましょう。

 

小学校の漢字練習で「10個の漢字をそれぞれ10回ずつ練習してくる。」

 

これは皆さんも経験したことがあるかもしれませんね。

これは本来、漢字を覚えること・漢字練習を習慣付けるためにやるものであると思います。

 

しかし、これを成績が上がることに直接つながってくるとどうなるか・・・

 

宿題は覚える、というよりもノルマの回数をこなせば良いという感覚になってきてしまいます。

これでは漢字を覚えることは出来ません。

 

ましてや覚えてない漢字をもっと繰り返し練習したり、覚えている漢字は少ない回数にしたりなど自分で自主的にやるようなことは身につかないでしょう。

 

それはマズイ・・・

 

ということでここからは提案です。

 

やはり目標が必要となってきます。

そこで漢字検定などの検定を受けることをオススメします。

検定は後々になっても役に立ちますし、合格すると賞状が送られてきます。

子供は賞状をもらえることを喜びますし、友達がもらえば、自分も欲しくなり頑張ると思います。

 

適度の競争は教育に良い効果を与えてくれると思います。

 

コメント募集します。反対意見もどしどしお願いします。勉強になりますので!

 

著者: 加藤 幸次
タイトル: 絶対評価―学校・教育のどこが変わるのか