教員免許更新制度 | 教育制度あれこれ

教員免許更新制度

 教員免許の有効期限を作る・・・というような内容の新聞を何ヶ月か前に見たのを思い出した。

 

 覚えている内容は、ペーパードライバーならぬ、ペーパー教員(免許を持っている人)を除いて、一定期間が経過すると、更新しなくてはならない。当然その時には適正検査がなされる。専門教科のテストや面接などさまざまなことが行われてくるのだろうと、想像される。

 

 今までは教員免許を取得してさえいれば、一生安泰だった。教員によっては、何十年も同じ方法で生徒を指導してきた人もいるだろう。(毎年鍛錬して頑張っている教員の方が多いことを祈るが・・・)

 

 教員免許更新制度が出来ることによって、このような教員がやめたり、勉強する期間が与えられたりすれば、その空いた枠に、新しい若い教員が入ることが出来る。

 

 現在の教員採用は少数であるが、昔は子供が多かったために、多くの採用者が出ていた時期があった。そのような時期は採用が多いために、質が劣っていたかもしれない。経験によって、良い教員に育ったかもしれないが、何か問題を起こさない限り定年まで働き続ける。

 

 それよりも、駄目ならば新しい教員を入れていく。これはプロ野球のレギュラー争いのように、良い影響を与えてくれると思う。

 

著者: 土屋 基規
タイトル: 教師の免許と研修はどう変わる―「教員の資質向上」を考える